2015年08月11日

「築地銀だこ」の“たこ焼き”が、関西人に嫌われる理由。


全国にフランチャイズ展開している、
たこ焼きのチェーン店「築地銀だこ」。

ここのたこ焼きを食べた関西人は、
なぜか一様に同じ言葉を発する。

「こんなんたこ焼きちゃう!」。

関西人は、「銀だこ」のたこ焼きを認めていない。

生まれも育ちも関西である私も食べたことはあるが、
やはりたこ焼きだと認めることはできなかった。

関西のたこ焼きというのは、
外は適度にカリッとしていて、中はとろっとろの熱々。

ひと口でパクッとするが、
かなりの熱さで火傷しそうになる。

だが、空気を含ませ、ハフハフしながら食べると、
口の中にジュワァーッと旨味が広がる。

「銀だこ」のたこ焼きは、
「皮はパリッ・中はトロッ・タコはプリッ」
と謳ってはいるが、関西のたこ焼きに比べれば、
生地の中までしっかりと火が通っており、
とろとろ感が足りないのである。

しかも、外のカリカリ感を出すために、
最後の方で油を流し入れている。
関西ではあまりしないことである。

こうした違いに、関西人は怒っているのである。

小さな頃から慣れ親しんだ郷土の味を
勝手に変えられたことが不愉快なのである。

そんな思いが否定的な言葉となって、
拡散されるのである。

たとえば、こんな意見。

「銀だこはたこ焼きとちゃう。たこ揚げや」
「クソマズいわ、高いわ、油くさいわ」
「旨いけど、たこ焼きって言わないで欲しい」

「クソマズい」という意見があるが、
これは本気でそう思っているのではなく、
関西を愛するあまりに
攻撃的な表現になってしまったのだろう。

私もそうだが、決してマズいと思っているわけではない。

食べ物としては美味しいが、
“たこ焼き”を名乗って欲しくないだけである。

たこ焼きに対する思い入れが強過ぎるのかもしれない。

また、関西人の気質も関係している。

財力を武器に勢力を拡大するような、
巨大な組織に嫌悪感を抱く。

強い者への反骨精神を持っている。

“たこ焼き”の名を冠し、
全国にチェーン展開する「銀だこ」は、
まさにそんな存在なのである。
敵と見なしてしまう。

しかもこの組織は、
関西のたこ焼きとは似て非なるものを
“たこ焼き”と名乗り、
築地で創業したわけでもないのに、「築地」を名乗る。

関西人は、そういうことを許さない。
なので、攻撃的な態度を取ってしまう。

この会社の「ブランド紹介文」を読むと、
関西人はさらに激怒するだろう。

『創業以来No.1のこだわりを持ち続け、
 「たこ焼」という日本の食文化を世界に広める
 「築地銀だこ」』となっている。

「一番こだわってるのは、関西の店や!」
「エセたこ焼きを日本の食文化って言うな!」
となるだろう。

この会社は、関西人の嫌がることをやってしまっている。

改めて言うが、味を否定しているのではない。
“たこ焼き”と名乗ることをやめて欲しいのである。

「美味しければ、何でもいいじゃないか」と、
ものわかりの良い人は言うだろう。

だが、それでは「ものへのこだわり」「郷土愛」が
なくなってしまうのではないか。

どこの地方にもこだわりの味があるはずだ。
違っているものにはノーと言うだろう。

関西人は主張がキツいので、声が大きくなるだけである。






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posted by 佐藤きよあき at 16:56| Comment(3) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月04日

関西人が愛する「冷やしあめ」を全国に広めるには?


「冷やしあめ」と聞いて、それが何なのかがわかるのは、
関西人と中国・四国地方の一部の人たちだけである。

関西なら、“アメちゃん”を冷やしたものか
と思われるかもしれないが、
これは夏の風物詩とも言える、飲み物なのである。

麦芽水飴を湯で溶き、しょうがの絞り汁を加え、
冷やしたものである。

平たく言うと、冷たい「あめ湯」。

関西人は、この「冷やしあめ」に幼い頃から親しみ、
夏の定番飲料となっている。

そのルーツは、江戸末期にある。

大阪・心斎橋に「あめ湯」の屋台があり、
暑気払いの滋養飲料として、
温かい「あめ湯」を飲んでいた。

その後、明治時代に製氷技術が発達したことから、
冷たい「冷やしあめ」に進化していったと言われる。

大正時代までは、関東や東海でも飲まれていたらしいが、
太平洋戦争で製造元が潰れ、姿を消したようである。

幸い関西には空襲が少なく、製造元が生き延びたことで、
「冷やしあめ」も存続した。

いまでこそ売っている店は少なくなったが、
30〜40年前までは、関西のいたるところで売られていた。

行楽地や商店街、駄菓子屋、祭りの屋台。
リヤカーで売り歩いていた地域もあるという。

大きな容器で冷やされたものを柄杓でコップに入れる店や
専用のサーバーからコップに注ぐ店もある。

現在でも、1杯100〜150円程度。
非常に手軽な飲みものである。

売り方のイメージとしては、
お茶屋さんの店先で売っている
「グリーンティー」と同じである。

若い人には、それさえもわからないかもしれないが。

この「冷やしあめ」は、非常に健康志向な飲み物である。

麦芽水飴は腸の活動を活発にするので、
便秘改善に効果があり、砂糖よりカロリーが低く、
血糖値が上がりにくい。

しょうがが入っているので、
血行を促進して冷えをとってくれる。
さらに、殺菌作用もあり、食欲増進にも効く。

麦芽は砂糖ほど甘くはなく、あっさりしている。
しょうがの風味も爽やかである。

まさに、夏を乗り切るための飲み物だと言える。

なぜ、他の地域で復活しないのかが不思議でさえある。

確かに古くさい飲み物かもしれない。
あるとあらゆる清涼飲料が手軽に手に入る時代には、
選ばれないのも仕方がない。

だが、その効用や風情を廃らせてしまうのは、
非常に忍びない。

関西でも売る店が少なくなっているので、
ぜひ復活して欲しいと思う。
さらに、全国の人にも味わって欲しい。

そのためには、どうすれば良いか?

ありきたりだが、知名度を上げ、
味を知ってもらうことから始めなければならない。

関西の「冷やしあめ協会」
というものがあるのかどうかは知らないが、
そんな組織が他の地方に出向き、
普及活動をする必要がある。

まず考えられるのは、「冷やしあめ」のメーカーが、
さまざまな店の店頭にサーバーを設置してもらうべく、
営業することである。

関西のそれと同じく、店先で気軽に飲んでもらう。

できれば、観光地や下町の商店街が良いだろう。
夏の風物詩として、その風情の似合う場所を選ぶこと。

次に考えられるのは、イベント会場での販売である。

キャラバンカーを仕立て、
「関西・夏の味」をアピールする。

さらに、リヤカー販売のフランチャイズ化も考えられる。

レトロな飲み物なので、
レトロ回帰・昭和ブームにピタリとはまる。

また、単純な商売なので、主婦が一坪ショップを借りて、
営業することもできる。

健康食品としての通販も期待できる。

現在、缶入りやビン入りがあるので、
メーカーの新戦略としてどうか。

このように「冷やしあめ」には、大きな可能性がある。

魅力的な飲み物なので、ぜひ全国の人に知って欲しい。






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posted by 佐藤きよあき at 15:49| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月02日

生態系を破壊する“生物”の輸入を禁止しろ!


ブラックバス・ブルーギルによる、在来生物の絶滅危惧。

ジャンボタニシ・アカミミガメ・アメリカザリガニ・
アライグマなどによる、田畑・作物の被害。

ヘビ・カミツキガメ・トカゲなどによる、危険な騒動。

これら社会問題となっている生物たちのほとんどは、
ペット・観賞用・食糧・娯楽用として、
海外から持ち込まれたものである。

ペット・観賞用の生物は、
「飼えなくなった」「飽きた」
という理由で捨てられたり、
逃げ出したりして、日本で繁殖してしまったものもいる。

食糧になるという理由で輸入された
タニシやウシガエルは、
一般の食卓に上ることはなかった。

もっとも軽薄で悪質なのは、釣りを楽しむためだけに、
湖や川にブラックバスを放した釣り人たちである。
と言っても、政府の許可を取っている。

このために、在来種の絶滅が危惧されているのだが。

生物輸入の歴史から見ても、役に立ったものは少ない。

牛・豚・鶏など、食糧となっている生物も
外来種を輸入しているが、
これらは完全に飼育用として管理され、
野生化はしていない。

外来生物のもたらす問題は深刻で、
地道な駆除以外にその解決策はない。
すでに不可能なものの方が多い。

この問題の根源は、生物を輸入していること自体にある。
特に、ペット・観賞用の生物。

厳格な基準も設けず、簡単に手に入れることができる。
監視の眼がないので、捨ててしまうのも簡単である。

こんな生物が日本に必要なのか?
飼う自由を保障しなければならないのか?

外来生物による、自然・生態系の破壊、
農業被害の大きさを考えると、
輸入は全面的に禁止すべきである。

根本を正さなければ、
地道な努力もまったくの無駄となる。

何十年も前から、大問題となっているにも関わらず、
何の対策も講じていない政府。

漁師・農家の苦しみなど、どうでもいいことなのだろう。

生物に責任はないが、
日本から消えてもらわなければならないのである。






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posted by 佐藤きよあき at 09:10| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする