2015年09月02日

100円回転寿司の第3極へ。「はま寿司」の快進撃!


8月下旬、「はま寿司」から、
酢めしを使った「グリーンカレー(380円+税)」が、
数量限定で発売された。

香草やココナツ、チキン、なすを使った、
タイ風カレーライスである。

酢めしを使ったカレーは、先に「くら寿司」が
「すしやのシャリカレー(350円+税)」
を発売していたので、マネしたカタチとなる。

だが、飲食業界では普通のことで、
“対抗しただけ”と見る向きもある。

「はま寿司」と言っても、知らない人もいるだろう。

いま、100円回転寿司では、
もっとも勢いのある注目株である。

オリコンの
「顧客満足度の高い回転寿司ランキング 2014」
において、100円回転寿司の中では、
「スシロー」「くら寿司」に次いで、
第3位となっている。

「かっぱ寿司」を抜いてしまったのである。

2014年の売り上げでは、
「かっぱ寿司」に負けていたものの、
店舗数では上まわっている。

「かっぱ寿司」は、業績の悪化により
経営母体が変わる騒動などがあり、リストラを実施。
数十店舗を閉鎖したのである。

だが、この時点では「はま寿司」の知名度が低く、
売り上げには結びついてはいなかった。

2015年になって、出店を加速させるとともに、
話題づくりのための新商品を発売した。

まずは、「旨だし鶏塩ラーメン(380円+税)」。

数量限定ながら、
1日に2万杯注文されることもあったほど、
大人気となり、話題づくりとしては大成功である。

次に登場したのが、「グリーンカレー」である。

「くら寿司」のマネとは言え、普通のカレーではなく、
「グリーンカレー」としたのは、
大きなインパクトとなった。

他の回転寿司では、あり得ない発想である。

こうした話題づくりが成功し、
知名度を上げ、2015年現在では、
売り上げ・店舗数ともに大幅増加となっている。

店舗数は、第1位の「スシロー」に迫る勢いである。

今年度は確実に「かっぱ寿司」を抜いて、
第3位に躍進するだろう。

ひょっとすると、
「くら寿司」をも抜き去るかもしれない。

「はま寿司」の戦略は、それだけではない。

北海道や沖縄など、
大手チェーン店の空白地帯へも積極的に出店している。

輸送費の高くなる北海道や沖縄では、
食材の調達コストがかかることから、
他社は敬遠しがちなのだが、そこに先に出店することで、
「100円回転寿司=はま寿司」を印象づけたのである。

なぜ、リスクを背負ってまで出店するのか。

それは、リスクを回避するノウハウを
持っているからである。

実は、「はま寿司」を経営するのは、
飲食業チェーン大手の
「ゼンショーホールディングス」である。

「すき家」「なか卯」「ココス」「ビッグボーイ」
「ジョリーパスタ」など、多くのブランドを有するので、
チェーン展開はお手のものなのである。

「スシロー」や「くら寿司」は、
寿司業界のみのチェーン展開だが、
「はま寿司」は、多様な業態を運営してきた
幅広いノウハウのあることが強みとなっている。

「スシロー」や「くら寿司」とは違う事業展開を
見せてくれるだろう。

ネタの良さでダントツな「スシロー」。
ユニークなアイデアで
子連れ客を掴んでいる「くら寿司」。

この巨大なライバルに戦いを挑む「はま寿司」の
これからの動きが楽しみである。






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posted by 佐藤きよあき at 15:40| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする