2015年11月28日

外国人絶賛! 「カプセルホテル」は、“超クール”!?


夜の繁華街。小さなホテルのフロントは、
訪日外国人で溢れかえっている。

低価格ながら安心して泊まることができる、
と評判になっているそのホテルは、
YouTubeやSNSで紹介、拡散されている。

『カプセルホテル』。

いま、訪日外国人の間で、急激に流行りつつある。

特に欧米人。
広い家に住み、広いベッドで寝ているはずの彼らが、
なぜ窮屈な空間に喜んで入ろうとするのか。

ネットで情報を見た彼らは、
見たことのないその小さな“宿泊施設”に驚き、
叫び、興味を示す。

「なんてカッコいいんだ!」
「建築物としてイケてる!」
「SFっぽい」

そして日本に来る機会を得ると、
『カプセルホテル』を体験する。

その感想は…
「欧米では味わえない体験だ!」
「まるで宇宙船の中のようだ!」
「SFの世界で、超クールだよ!」
「思ったより広くて、快適だ」
「日本の素晴らしい発明品だね」

非常に評判が良く、
その感想がまたSNSで拡散されていく。

『カプセルホテル』と聞くと、中高年以上の人は、
「残業で遅くなる時の寝る場所」
「飲み歩いて終電を逃した時の避難所」
というイメージだろう。

だが、現代の『カプセルホテル』は、
かなり様変わりしている。

スタイリッシュなデザインでお洒落になっていたり、
高級感もある。

スパやプール、スポーツジム、バー、
レストランなどが併設されている。

それでいて、
価格は5000円でお釣りがくるところが多い。
中には、2000円を切るところもある。

中国人のような金の遣い方をしない欧米人には、
嬉しい安さだろう。

1979年、建築家・黒川紀章氏の設計によって、
大阪で初めて誕生した『カプセルホテル』だが、
時を経て、外国人の“定宿”となったのである。

『カプセルホテル』のヒントとなったのは、
1970年の大阪万博で披露された
『カプセル住宅』である。

キューブ状のコンクリートカプセルを重ね合わせた、
近未来型の建築物だった。
これも黒川紀章氏の設計である。

当時も、
万博で日本に来ていた外国人の注目を集めていた。

小さな空間の組み合わせは、
外国人にとって“超クール”なのだろう。

自分たちにはあり得ない発想として、
好奇心を掻き立てるのかもしれない。

小さな国・日本ゆえのアイデアが、
外国人を惹きつけているのである。

   




人気ブログランキングに参加しています。
1クリックをお願いします。


ブログランキング



posted by 佐藤きよあき at 15:34| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月24日

“田舎に嫁いでおいで!”とは言えない理由。


田舎に嫁ごうとしている人はいるだろうか?

よ〜く考え直して欲しい。人生を大切にしよう。
今回は、そんな話を。

田舎へ嫁ぐのは大変かも、
ということはなんとなくわかっていても、
実際にはどんなものかは知らないだろう。

そこで、私が見て、聞いた実話を紹介しよう。

長男と結婚して、その両親と同居している人の話。

保育所に通う子どもの母親たちが
ちょっとした食事会をすることに。

「○月○日○時から」ということをあらかじめ姑に伝え、
子どもを見てもらう了承を得て、いざその日。

姑は「私は○○へ行って来るから」と言い、
さっさとお出かけ。
時間が迫っても、帰って来ない。

結局、食事会に出席できたのは終了間近。

こんなことは一度や二度では無い。
どうも“わざと”としか考えられない。

そこで夫に相談しても、知らぬ顔。

世の夫族には、両親に対して強く文句を言うことが
できない人が多いようだ。特に田舎の男。

また、田舎の家には、
近くにいる兄弟や親戚がたくさんやって来る。

その人たちからも、あれこれ用事を言いつけられる。

別の人の話。
あるおばちゃんの家は、やたらとデカい。
玄関と廊下だけで、うちの家が入ってしまう
のではないかというぐらいの大きさ。

子供が3人いるということもあるが、
将来の長男との同居を前提にして建てたらしい。

現在、上の娘2人は嫁に行き、夫婦と息子の3人暮らし。
この人と話をしていた時のこと。

私が
「息子もええ歳やねんから、外に出したらええやん」
と言うと、「なんでよ、長男やから家にいてもらわんと」
と返って来た。

さらに私が「いま時何言うてんの。
事業やってるわけでも無いし、
商売やってるわけでも無いやんか」と言うと、
「そんでも、名前を継いでもらわんといかん」。

こんな調子である。当然のことのように言う。

田舎の人にとって、
長男はとても大切な存在なのである。

この長男至上主義のために、
とてもつらい思いをしている嫁たちがいる。
息子を生めない嫁たち。

なぜかできる子どもは女ばかり。
たとえ女でも孫は可愛いと思うのだが、田舎では違う。

女ができたと言おうものなら、がっかりされる。
人間の尊厳など関係ない。男女平等など、別世界の話。

もし1人目を諦めたとしても、
2人目がまた女なら「また女か」と罵られる。本当の話。

新しい孫が生まれた喜びなど、持ち合わせていない。

さらに3人目。
これが女なら、嫁の存在そのものが危うくなる。
もう相手にされないのである。

食事会になど、行かせてもらえなくなる。

他にも娘ばかりという嫁は何人かいるが、
本当に大変そうである。

家業のある家は、特に長男への執着がすごい。
長男と次男では、可愛がりようが違う。
まして娘など、いないも同然。

こんな男女差別が、田舎では生き続けている。

親との同居を前提としているから、
嫁がつらい思いをする。

また女性にも、同居を当り前と思っている人が
まだまだいる。不思議なのだが。

田舎の女性よ、立ち上がれ! そう叫びたい。

こんな話もある。

同じ敷地内で、姑の家と自分の家がある嫁のこと。

嫁がパートに出ている間や実家に帰っている時には、
必ず家に入り込み、何かを見ている姑。

「2階には上がらないで」と
ハッキリとお願いしたにもかかわらず、
そっと上がっては何かを探っているらしい。

上がらなければわからないことを知っているから、
バレたようだ。

ハッキリ言えるこの嫁も気が強いけれど、
それにも負けず、あれこれ探る姑は、
もっといやな存在。

それに、冷蔵庫のものが無くなっていたり、
食器が消えていたりするそうだ。

いやぁ、人ごとながら大変である。

大なり小なり、似たようなことはどこでもある。

田舎だけではないのだろうが、
親との同居が多いことから、
やはりこんな問題はたくさんある。

どうだろう。田舎へ嫁ぐのを考え直しただろうか。

とはいっても、田舎は嫁不足が深刻。
どうか田舎へ嫁いで来て欲しい。

その時には、めいっぱい条件を出して、
有利な立場で結婚しよう。

地方の過疎化を阻止するのは、女性なのである。

   




人気ブログランキングに参加しています。
1クリックをお願いします。


ブログランキング



posted by 佐藤きよあき at 16:04| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月14日

徳島・伊座利地区は、なぜ移住者推進に成功したのか?


徳島県の端、人口100人ほどの小さな漁村。
それが、美波町伊座利地区である。

人口100人のうち、
約6割が全国各地からの移住者だという。

どのようにして、人口を倍増させることに成功したのか。

過疎化・高齢化は、どこにでもある問題。
だが、ほとんどの地域で、
決め手となる対策を見出せないでいる。

伊座利地区でも全国のそれと同じく、人口減少により、
小中学校の児童が激減し、廃校の危機を迎えていた。

子どもは地域の宝。未来の夢。
子どもなくして、地域は栄えない。

そう実感した住民たちは、意を決して立ち上がった。

合い言葉は、「学校の灯を消すな!」。

そのために必要なのは、
若い世代の夫婦・子どもを持つ家族に
移住してもらうこと。

だが、いきなりの完全移住は難しいので、
親子一緒の漁村留学生の受け入れを検討した。

まずは、行政に陳情・要望するが、
良い返事をもらえなかった。

行政が動いてくれないとなると、
この手の話は頓挫するものだが、住民は諦めなかった。

自分たちで何とかするしかないと、
地域の子どもからお年寄りまで、全住民で構成する
「伊座利の未来を考える推進協議会」を結成した。

最初に取り組んだのは、
まずは伊座利を知ってもらうこと。

現役の海女さんが、新鮮な魚料理を食べさせる
「イザリCafe」のオープン。

この地区は、定置網漁をはじめ、海女さんが獲る、
あわびや伊勢エビが豊富である。

これらは、充分に人を呼び込む資源となり得る。

これまでは獲るだけだったが、地元で食べさせることで、
それが地域の魅力となる。

観光に来て、見てもらうことが第一。
そのための拠点となるのが、「イザリCafe」である。

次に考えたのは、この“地域を体験”してもらうこと。

「一日漁村留学体験」「海女の仕事体験」。

“体験”はどこの土地でもやっているが、
イベント的扱いに過ぎない。

だが伊座利では、単なる遊びではなく、
移住を前提にしたものを実施している。

そして、
移住を考える際の大問題となる「仕事」に関して。

生計が立てられなければ、移住はできない。

そこで、移住者を漁師や海女として雇い入れている。
「イザリCafe」でも同様。

基本的には、「すべて自己責任で生活できる方」という
移住条件を出してはいるが、地元住民が親身になって、
相談にのってくれる。

人の繋がりを大切にしている地域なので、
安心して移住できるのではないか。

これらのすべてを住民たちで行っている。

行政の手を借りられなかったことが、
かえって住民の“本気”を引き出したのではないか。

「学校の灯を消すな!」という強い思いが、
移住を考える人びとの心に響いたのではないか。

特に目新しいことをやっているわけではない。
真剣に取り組んだことが、成功に繋がったのである。

   




人気ブログランキングに参加しています。
1クリックをお願いします。


ブログランキング



posted by 佐藤きよあき at 15:03| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする