2016年01月03日

「まずい!」は売れる! なぜ?


世の中には、不思議・不可解なマーケットが存在する。

「世界一まずい飴」「世界一まずいグミ」
「日本一まずいラーメン屋」「日本一まずいパン」。

これらは、まずいことで注目されたにも関わらず、
ブームとなって売れたのである。

「まずいというのは戦略で、
本当は美味しいのでは?」という推測は的外れで、
実際にまずい。

では、なぜ、まずいものが売れたのか。

「恐いもの見たさ」という心理があるように、
「まずい!」という評判は、興味をそそられる。

「本当にまずい」と聞くと、
“どれほどのものなのか?”が気になって仕方がない。

好奇心旺盛な人ほど、味を試したくなる。

ある意味、飽食の時代ゆえの
“遊び”のようなものなのではないか。

美味しいものはいくらでもあるが、
世の中にまずいものは少ない。
希少価値さえ感じてしまう。

金を出して、わざわざまずいものを食べるのは、
“スリル”を味わっているとも言える。

この「まずい!」というマーケットは、
偶然に生まれたものではない。

起源はわからないが、
自然発生的にさまざまなメーカーから、
「まずいもの」が発売されている。

海外では飴やグミがあるが、
日本でも「たこ焼きようかん」「たこ焼き風ラムネ」
「キムチ風ラムネ」などが発売されている。

ネットでは、「日本一まずい!」と“賞賛”され、
「被害者の会」が設立されたほどである。

中には、ロングセラーとなっている商品もある。

ここまで注目され、売れ続けてしまうのは、
確信犯の仕業だと言っても良いだろう。

巧みなマーケティング戦略である。

また、そうした商品をわざと仕入れ、
テクニックで売り切る店もある。

「ヴィレッジヴァンガード」である。

まずい商品を陳列し、POPをつけて売る。

「罰ゲームにどうぞ」「こんなもの、買っちゃダメ!!」

もう、買わずにはいられない。

「まずい!」は単なる“ゲテモノ”ではない。

人の興味を掻き立て、
しばし“楽しい時間”を過ごさせてくれる。

やり過ぎると飽きられるが、
たまの“スリル”は面白いものである。

   




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posted by 佐藤きよあき at 15:04| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする