2016年02月02日

回転寿司の「かっぱ巻き」は、なぜ2周まわらないのか?


少し前から気になり始めたことがある。
にぎり寿司の「かっぱ巻き」という存在。

誰が食べるのか?
店で食べるほどのものか?
そんなもので腹を満たしても良いのか?
他にもっと旨い寿司があるだろう!

あくまで私の個人的な感想なのだが、
どうでも良い存在として扱ってきた。

嫌いではないが、
同じ金を払うのなら別のものを食べたい。

ある時、回転寿司のまわるレーンを見ていて、
ふと気づいた。

「かっぱ巻き」が3皿4皿、行列で流れていた。

そんなに流して誰が食べるのか、とバカにしていた。

ところが、レーンが2周目にやって来た時には、
「かっぱ巻き」が消えていた。

つまり、「かっぱ巻き」を食べる人がいる、
ということである。

メニューとしてあるのだから当然のことなのだが、
私には不思議であった。

同じ金額を払うのなら、
他にもっと旨いネタがあるだろう、と。

なぜ、きゅうりを巻いただけのものを好んで食べるのか。

もうひとつ、不思議に思う光景を目にしていた。

注文品として、「かっぱ巻き」が4皿流れていたこと。
驚きである。

注文してまで食べたいのか。
そんなに好きなのか。

どんな人が皿を取るのかを見ていると、
子ども連れの4人家族だった。

家族全員が「かっぱ巻き」を好きだということである。

「かっぱ一族か!」と、
くだらないツッコミを入れてしまうほど、
衝撃的な出来事である。

私の偏見は改めなければならない。
世の中には、「かっぱ巻き」を好きな人がいるのだと。

そこで、「かっぱ巻き」を食べる人の意見を
ネットで拾い集めてみた。

・脂の多いネタを食べた後、
 口をさっぱりさせるために食べる。

・歯ごたえのさっぱり感がいい。
 シンプルだからこそ旨い。

・青臭い爽やかな香りが、鼻からスーッと抜ける。

・わさびがツーンと鼻に抜けていく感覚が心地よい。

・一番シンプルで、シャリの味がわかる。

・わさびのツン、きゅうりのシャキ、
 酢飯のさっぱり感がいい。

・飽きずにいくらでも食べられる。

以上のような理由を見つけることができた。

大多数の人は、私と同じように
「どうでも良い食べ物」として捉えているが、
好きな人は少なからず存在する。

その理由を知ると、共感できる部分もある。

これほどシンプルな食べ物を好んで食べる人は、
小粋でお洒落だとも思うようになった。

これで、私の疑問は解決した。

回転寿司の「かっぱ巻き」が1周目で無くなるのは、
「かっぱ巻き」の奥深さを知る、
“寿司上級者”が食べているからである。

回転寿司で“上級者”と言うのもためらうが、
少なくとも私のような俗物ではないだろう。


最後に余談だが、
「スシロー」と「くら寿司」では
「かっぱ巻き」と言わず、
「きゅうり巻き」と呼んでいる。
理由は、ライバルの存在。

   




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posted by 佐藤きよあき at 16:27| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする