2016年02月20日

実は儲けている! サビれた個人商店の裏側。


世の中には、客が来ていないのに、
いつまでも潰れない個人商店がある。

営業しているのかどうかさえ、
中に入らなければわからないほど、暗い商店がある。

どうやって稼いでいるのか?
近隣の住民でさえ知らない。

年金暮らしの高齢者が暇つぶしで開けているのか、
と悪態をついてしまうほど、潰れない理由が浮かばない。

実は、こうした店に共通する“稼ぎ方”がある。

たまに電話に出て、たまに出掛けて行く。
一時的に忙しくなる時もあるが、それが過ぎれば、
ほとんどは店番で1日が終わる。

非常に羨ましい商売である。

その“稼ぎ方”とは……

「学校納品」である。

学校から注文が入ったり、
定期的な納品に対応していれば、
まとまった利益が確保できる。

生徒数の多い学校との取り引きができれば、
たった1本の電話で、多額の収益が生まれるのである。

最初に契約を取りつけるまでは苦労したかもしれないが、
その後は何年も安定経営が約束される。

不思議なことに、学校と商店との取り引きは随意契約で、
競争入札がほとんどない。

公立校なら、すべての近隣商店に
チャンスが与えられるべきなのだが、
不公平な取り引きが長年続けられている。

しかも、学校はあまり価格交渉をせず、
言い値で納品させている。

商店にとっては、実に有り難い客である。

そんな“稼ぎ方”を手に入れている業種としては、
服屋(学生服)、スポーツ用品店(体操服)、
金物屋(掃除道具)、書店(教科書)、
写真店(出張記念撮影・卒業アルバム)、
文具店(文房具一式)、パン屋(給食)などがある。

誤解のないように書いておくが、
「学校納品=儲けている」わけではない。

地域や学校の規模、学校の方針などによって、
「学校納品」していても、さほど儲からない場合もある。

だが、規模の大きな学校と取り引きすることで、
一般客など来てもらわなくても、
充分に儲かっている店があることは事実である。

サビれたように見える個人商店は、
店頭ではなく、裏で儲かっているので、
店や陳列商品に気を遣わなくてもよくなり、
サビれた雰囲気を醸し出してしまうのである。

儲からなくてサビれたのではなく、
儲かっているから、店に手をかけなくなったのである。

   




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posted by 佐藤きよあき at 16:12| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする