2017年01月20日

ブーム再燃。全国で「朝ラー」が始まっている!


「朝ラー」。
数年前ブームになりかけた、「朝ラーメン」のこと。

静岡県藤枝市・焼津市や福島県喜多方市などで見られる、
朝からラーメンを食べる習慣が起源とされる。

だが、当時はブームというほどの
盛り上がりはを見せなかった。

「朝からラーメンなんて」と、敬遠された感があった。

朝から食べるには重く、健康的な朝のイメージとは
程遠い存在だったのかもしれない。

では、なぜ静岡と福島で習慣化していたのか。

静岡では、漁業関係や茶業の人たちが、
朝食も摂らずに早朝から仕事をする。

ひと段落したところで朝食を摂るのだが、
労働の後なので、普通の朝食では物足りない。

そこで、店に「ラーメンが食べたい」と要望したという。

福島では、喜多方市に三交代制の工場があり、
その夜勤明けの工員のために始めた、という説がある。

また、早朝の農作業を終えた人のために、
という説もある。

何れの場合も、労働する人たちの要望に応えるカタチで
生まれた習慣なのではないか。

この習慣を9時5時のサラリーマンが多い地域で
広めようとしても、必要性が見出せない。

ブームにならなかったのは、
そのあたりに原因があるのだろう。

だが、再びブームが訪れようとしている。

それはなぜか?

サラリーマンがラーメンを食べるのは、
昼食か夜の飲み会後。

特に、深夜のラーメンが多かった。

だが、飲み会自体が減少し、
ラーメンを食べる機会も減った。

ラーメンは好きなのに、食べられなくなったのである。

そこに登場したのが、「朝食ブーム」である。

お洒落なカフェモーニングやスープバー、
正しい和朝食を提供する店が増えてきた。

朝食をしっかりと摂ることが見直されたのである。

朝はガッツリ食べても、日中に消化されるので、
多少カロリーの高いものでも問題はない。

つまり、ラーメンを罪悪感なく
食べることができるのである。

健康のためにも、夜より朝が良いのである。

寝る前4時間はものを食べてはいけない。
胃腸に負担が掛かり、中性脂肪が蓄えられて太ると
言われているいま、
朝ラーメンは理にかなっているのである。

朝食ブームと健康ブームが、
ラーメンを夜から朝の食べ物へと変えようとしている。

静岡・福島の他にも、青森・秋田・宮城・山形・新潟・
埼玉・東京・京都で、「朝ラー」が確認されている。

朝食の代名詞となることはないだろうが、
確実に定着するのではないか。

「朝からラーメンなんて」と言う人は、
いなくなるだろう。





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posted by 佐藤きよあき at 16:40| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月05日

「ビッグデータ」で、企業の“個性”は消え去る!?


「やよい軒」「ほっともっと」を運営する潟vレナスが、
店舗運営にビッグデータ分析を導入するという。

客の嗜好の多様化や少子高齢化など、
経営環境の変化に対応するためである。

客の求めるものを的確に把握することができれば、
メニューの改善、新商品開発、店舗の改装・移転、
従業員教育にいたるまで、
もっとも効率の良い方法を知ることができる。

すなわち、ロスの少ない店舗運営、失敗の少ない経営を
実現できるということである。

チェーン店を運営する上で、
これほど価値のある経営資源は他にあるまい。

だが、懸念材料はある。

ビッグデータの活用法。
ビッグデータの読み方と言っても良い。

ビッグデータが導き出す結論は、
消費者の大多数の嗜好であり、意見である。

もちろん、少数意見も導き出してはいるが、
読み取る側が大多数のデータに注目してしまう。

最終的には「一番売れるもの」を知りたいので、
当然、数の多い客層データを採用する。

すると、客に受け入れられるものが開発でき、
収益を安定させることができる。

だが、はたしてそれは正しいことなのか。

もし、同業種である「大戸屋」が、
ビッグデータを活用したら……。

大多数の嗜好は同じ結論となり、結果的に、
同じ店、同じメニュー、同じ新商品が生まれる。

つまり、「やよい軒」と「大戸屋」に、
差がなくなるということである。

こう言うと、「それは経営陣次第だろ」
と反論が出るだろうが、
目の前の“失敗しない経営”を無視して、
挑戦・冒険ができるだろうか。

また、ビッグデータによる成功は、
人の能力を衰えさせる。

すべてをデータに頼ってしまうので、
経験や勘といった経営能力が育たない。

データを読み解く、“技術者”でしかなくなる。

さらに、データによって成功した人間は、
それを自分の才能だと勘違いする。

そして、単なる“ビッグマウス”となってしまう。

データによるマーケティングは、
一時的には成功をもたらすが、
最終的に必要となるのは、経営感覚である。

長年積み重ねてきた経験と勘こそが、
ビジネスを大きく成長させる要素となるのである。





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posted by 佐藤きよあき at 15:13| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする