2015年09月19日

「三立製菓」の元従業員が、菓子店を開業した理由。


「三立製菓」と聞いて、
どんな商品を作っているメーカーなのかが、
すぐに思い出せる人は少ないだろう。

だが、商品名を言うと、
誰もが確かに知っている会社である。

「カンパン」「源氏パイ」「チョコバット」「かにぱん」。

昔から馴染みがあるだろう。

企業イメージとしては、やや地味かもしれないが、
昔から多くの人が親しみを感じているのは間違いない。

そんな会社に惚れ込み、
自ら「三立製菓」の商品専門とも言える
菓子店を開業した人がいる。

小堀チエさん、95歳。

昭和24年に開業し、現在もご本人が営業を続けている。

その店の名は、「三立亀有」。
間違いなく、“三立ファン”であることがわかる。

なぜ、それほどまで「三立製菓」にこだわるのか。

事の始まりは、第二次大戦中である。

小堀さんは、戦時中に10年間、
「三立製菓」に勤めていた。

人を雇えるような状況ではない時代に、
小堀さんの生活を支えてくれたのである。

自分のことをずっと雇ってくれていたことに、
小堀さんは感謝している。

退職後もその思いは強く、恩返しのつもりで、
「三立製菓」の菓子を売る店を開業したのである。

そこまで従業員に感謝される会社が、
いまの時代にあるだろうか。

中小企業ではあっても、大手では皆無ではないか。

雇ってくれたことだけではないだろう。

働きやすく、楽しい職場だったのだろう。
やりがいもあり、居心地も良かったのだろう。

そうでなければ、退職後もその会社の商品を売りたい
とまでは思わないはずである。

会社への感謝もあり、
商品への愛着が生まれるのも当然である。

その感謝の気持ちが、商品販売のお手伝いなのである。

そんな会社が、どこにあるだろうか。

会社は従業員を大切にしなければならない、
ということを教えてくれる、
素晴らしいエピソードである。






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posted by 佐藤きよあき at 16:17| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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