2015年12月12日

こんなものまで? 自販機で売れないものはない!?


外国人が日本に来て、驚くことのひとつ。
それは、どこにでもある自動販売機。

どこにいても、飲み物を買うことができる。
いつでもアルコールが手に入る。

街中の、しかも道端に
自販機がたくさん並んでいる国は他にない。
その便利さに感嘆する。

もちろん、海外にも自販機はあるが、
道端ではなく、商業施設や建物の中にある。

なぜ日本では、街中いたるところに自販機があるのか。

消費者の利便性を考えてのことなのか?

確かに昔はそうだった。
早朝や深夜など、店の開いていない時間帯でも、
“必要なもの”が買えるようにしたのである。

電器店の横には、乾電池の自販機があった。
幹線道路沿いには、
カップラーメン・うどん・そばの自販機。
薬局の横には、コンドーム。
書店の横には、エロ本。

いまでは見かけなくなったが、
必要とされていた自販機である。

24時間営業の店が増えてくると、
“必要性”で置かれていた自販機は不要となる。

だが、自販機はいまも増え続けている。
道端に少しでも隙間があると、すぐに自販機が占拠する。

飲み物が圧倒的に多いのだが、
新しい活用法としての自販機を見かけるようになった。

『売りたいものを売るための全自動ショップ』。

想定外のものが売られ始めているのである。

自販機の設置には2通りあり、
メーカーが自社商品を売るために、
場所を借りて設置するものと、
自販機を買ったオーナーが、自分の土地や借りた土地で、
売りたい商品を売るものがある。

最近、後者が増えているのだが、ほとんどの場合は、
一番売りやすいドリンク類である。

だが、『全自動ショップ』としての機能性を見込んで、
自店の商品を自販機に並べるケースが増えている。

それがなかなかユニークで、
自販機の可能性を感じさせてくれる。

「だし醤油」「焼肉のタレ」「豆腐」「納豆」「玉子」
「米」「バナナ」「クレープ」「わさび漬け」
「竹ちくわ」「しょうゆ・もろみ」「ポップコーン」
「キャラメル」「トートバッグ」「Tシャツ」
「小さな仏像」などなど。

自販機である必要性は感じないのだが、
よく売れているものもある。

マーケティングを専門とする私にも、
買う人の心理が読めない分野である。

他にも面白い活用法がある。

自動車の運転免許試験場の近くでは、
「運転免許試験問題集」の自販機が。
落ちた人は買ってしまうのではないか。

瀬戸内海の「しまなみ海道」にある自販機では、
「自転車用チューブ」が売られている。
この場所は、サイクリングの聖地として知られ、
当然パンクする人もいる。

「賞味期限切れ」と正直に書かれたドリンクを
50円で販売している自販機もある。
したたかだが、気にしない人は買うだろう。

海外にもユニークな自販機がある。

アメリカなら、「プリペイド携帯」「キャビア」
「サッカーボール」「カップケーキ」
「生きたロブスター」など。

ドイツなら、「ハム・ソーセージ」「焼きたてパン」。

中国は、「生きた上海蟹」。

シンガポールは、「マッシュポテト」。

国によって、“ウケる”ものがあるのだろう。

自販機に入る大きさのものなら、
売れないものはないのではないか。

小さなスペースと電気さえあれば、
簡単にすばやく店が持てるのである。
投資額もリスクも少ない。

これは、個人でもできるビジネスチャンスである。
可能性は無限大。

売れなければ、
すぐさま別の商品に切り替えることもできる。

『全自動ショップ』は、小さなビジネスかもしれないが、
楽しいビジネスであることは間違いない。

   




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posted by 佐藤きよあき at 16:41| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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