2016年04月30日

通販限定の「ポテトチップス」は、なぜ売れているのか?


ネット通販でしか手に入らない
「ポテトチップス」をご存知だろうか。

菊水堂というメーカーの『できたてポテトチップ』。

自社工場から直接客に発送している。

一部店舗で販売はしているものの、基本的には通販のみ。

できたてのポテトチップスが、
早ければ次の日には届くので、
その美味しさが評判となり、
常に1ヶ月待ちの状態が続いている。

チップスは、
スライスして揚げただけという素朴な見ため。
決して、上品さはない。

パッケージもデザイン性はなく、簡素。

それでも売れるのだから、「よほど美味しいのか」
と誰もが思うだろうが、
売れている理由はそれだけではない。

通販でしか手に入らないという、希少性にある。

消費者は、珍しいものを欲しがる。
近くで売っていないとなると、なおさら欲しくなる。

ぜひ試してみたい、となるものである。

価格としては、145g×3袋×2箱がセットになって、
1800円(税込み)+送料(関東近県500円)。

一般的なポテトチップスが1袋60g程度なので、
このセットに換算すると、14.5袋分となる。

1800円と送料500円を足した金額を、
市販品の量で換算すると、1袋約159円となり、
やや高級品だと言える。

だが、通販限定という付加価値が、
それほど高いものだとは感じさせず、
1ヶ月待ちでも売れ続けているのである。

いまは通販以外には一部の店舗で売っているだけだが、
もし流通に乗せて、どこででも買えるようになると、
人気は一気に下降するかもしれない。

いつでもどこでも買えるものに、
人びとはあまり興味を示さない。

手に入らないものだから欲しくなり、
手に入れた時に感動も大きくなる。
美味しさも倍増する。

希少性があるから、高くても売れるのである。

このまま手を広げずに、地味に製造していく方が、
長く生き続けることができる。

道を見失わないで欲しい。

   




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posted by 佐藤きよあき at 08:37| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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