2018年01月16日

シニア向けビジネスのヒントは、「病院の待合室」にアリ!!


混雑する病院の待合室で長時間待たされるのは、
退屈であり、非常に苦痛でもある。

特に、内科・循環器科・整形外科などは高齢者が多く、
“世間話”が大音量で聞こえてくる。

高齢者にとっては、病気で来ているにも関わらず、
“楽しい会合”の場となっている。

そこで話されるのは、まずは病気の話。

辛い病状や医師への不満、薬に関する困りごと、
通院の苦労など。

そこから話は広がって、
近所の人たちの話や不便をしている買い物の話、
行ったお店の感想、老人会での旅行の話。

次から次へと、思いつくままに話は進んでいく。

高齢者の話には、特徴がある。

物事や人に対する不満が多い。

平たく言うと、文句ばかりなのだが、
聞き耳を立てていると、高齢者の生態が見えてくる。

どんなことに困っているか。
何に悩んでいるか。

これが、実に興味深い。

若い人には理解できない内容や頷いてしまうものもある。

知らなかった世界が、見えてくる。

これは、
かなり有意義な時間であることを実感するだろう。

高齢者の困りごと・悩みごとが
手に取るようにわかるので、
シニア向けビジネスを考える際には、
大きなヒントとなる。

待合室に1時間もいれば、
いくつものビジネスモデルが浮かぶのではないか。

これほどマーケットリサーチに適した場所は、
他にはないだろう。

一度、潜り込んでみることをお奨めする。

ここから生まれたビジネスモデルは、
きっと高齢者に喜ばれる。

社会貢献できるビジネスである。

これは余談だが、笑い話のネタも拾えることがある。

患者同士の会話。

高齢男性A「元気か?」

高齢男性B「元気やったら、ここにはおらん!」

なるほど!

なお、潜入する時にはマスクを忘れずに。






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posted by 佐藤きよあき at 15:18| Comment(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月20日

“だしパック”が土産物になる!? ご当地ものの可能性。


関西のある会社が、
観光土産として、京阪神の三都をイメージした
『ご当地だし』を販売している。

大阪「なにわのだしパック」。
京都「はんなりだしパック」。
神戸「ベジ野菜だしパック」。

料理のだしは、その土地によって違うので、
地方の食文化を知ることができる。

多少なりとも料理をする人なら、
興味を持つに違いない。

土産物としてのインパクトには欠けるが、
非常にユニークな発想である。

食に強い関心を持つ人が増えているので、
面白がってくれるだろう。

最近は、ネットに流れるお店情報を頼りに、
遠くまで出掛ける人も多い。

観光を主たる目的とせず、
美味しいものを食べるためだけに、
わざわざ足を運ぶのである。

行列を苦にすることもない。

それほど、食への執着が強まっていると言える。

よって、“だしパック”の売れる可能性は高いと
読み取ることができる。

また、ご当地B級グルメなどが注目されたこともあり、
知らない食文化への興味も高まっている。

そこに、地方企業のビジネスチャンスがある。

地元でしか認知されていない、
地元でのみ消費されているものを全国に拡販する、
大きなチャンスである。

地元の人たちによって、日常的に使われているものを
土産物として販売するのである。

地方には、地元のみで消費されるものを作っている、
小さなメーカーも多い。

決して全国には知られていない企業である。

こうした、「地元の人だけが知っているもの」に、
いま日本中の人が興味を示す。

情報さえ広く流れれば、人びとは自ら探して来てくれる。

“ご当地もの”の魅力に惹かれるのである。

ビジネスを考えるなら、
地元でしか手に入らないものを探してみれば良い。

地元の味噌蔵やしょうゆ蔵、ソースの醸造元、
缶詰工場、パン屋なども面白い。

これまで土産物として考えられることもなかったものを
新しい土産物としてアピールしてみるのである。

ありきたりな土産に、人びとは飽きている。
ちょっと変わったもの、珍しいものを求めている。

地元の人が、
その良さに気づいていないものを見つけることだ。

日本中には、まだまだたくさん眠っている。






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posted by 佐藤きよあき at 14:29| Comment(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月12日

人気急成長『KALDI』の“戦略間違い”を探せ!


珈琲豆を喫茶店に卸す焙煎業として創業した
『KALDI COFFEE FARM』。

いまでは、幅広い輸入食材を扱うお店として、
人気急成長している。

1986年に1号店をオープンして以来、
順調に業績を伸ばし、全国390店舗にまで拡大している。

店頭で珈琲が無料サービスされることで話題となり、
珈琲を飲みながら店内を見てまわるのが、
ここのスタイルとなっている。

カルディは、「眺めているだけで、
好奇心が湧いてくるような活気あるお店」
を目指しているが、まさにその通り、
店内には珍しい海外の食材が並び、
客は初めての“出逢い”にワクワクする。

私もその中のひとり。

陳列棚の端から端まで、じっくりと見てまわり、
気づけばカゴの中には数々の商品が。

見ていて、楽しい。食べてみたいと思う。
つい買ってしまう。それが、カルディである。

グローバル化の時代と言っても、
日常生活で出会う食材は、
それほど変化に富むわけではない。
まだまだ知らないものばかり。

知らないものは、もっと知りたい。

カルディは、そんな欲望を叶えてくれる、
他にあまり存在しない店である。

人気が出るのは当然。
成長拡大も容易に予想できた。

だが、何度も足を運ぶ私は、最近、
自身が購入する量が減っていることに気づいた。

店内を楽しく見てまわっているつもりだが、
なぜかカゴの中は少ない。

私が飽きてしまったのだろうか。

陳列棚には、相変わらず海外の面白い食材が
並んでいるのだが、どうやら、その食材を手に取って、
説明文を読んだ時に興味を失っているようだ。

最近のカルディ商品には、
「KALDI」のマークの入ったものが増えている。

カルディがオリジナル商品として開発したものだが、
その説明文に“買わない秘密”があった。

たとえば、チュニジアやモロッコで
使われる調味料「ハリッサ」。

パプリカをベースにしたペースト状の調味料で、
甘酸っぱい風味で香辛料が効いている。

クスクスや煮込み料理に使われる。

非常に珍しいので、興味がそそられるのだが、
日本のメーカーで作られている。

日本で作るとなると、原料が違い、
味も日本人が食べやすいように変えてしまう。

これでは、本当の味を知ることはできない。

製造元が日本のメーカーだとわかった時点で、
棚に戻してしまうのである。

カルディには、最近この手の商品が増えている。

イタリアの○○、フランスの○○、タイの○○という
ラベルをつけていても、
裏には「製造:株式会社××商店」とある。

日本人が食べやすい商品を作る、
という姿勢は理解できるが、
初めて見る商品は本来の味を知りたいものである。

食べやすい方が良いと考える客もいるだろうが、
「面白い食材を探しに来ているマニア」は、
それをカルディに求めてはいない。

どちらかと言えば、“マニア客”の方が多いはず。

もし、オリジナルを作るのであれば、
現地のメーカーに頼むべきである。

バイヤーとしては、日本のメーカーに依頼する方が、
商品化は楽かもしれないが、
それでは“似た商品”ができるだけである。

「海外輸入食材」が売りのはずである。

日本のメーカーに偽物を作らせるのは、
戦略の間違いである。






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posted by 佐藤きよあき at 09:58| Comment(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする