2016年08月12日

絶好調の「スシロー」。首位陥落の日は近い!?


100円回転寿司の王者「スシロー」。

長年トップの座を譲らず、
いまなお絶好調を維持し続けている。

現在、過去最高の営業利益を弾き出している。

100円回転寿司と言えば、
「スシロー」「くら寿司」「はま寿司」「かっぱ寿司」
が4強で、日々熾烈な戦いを繰り広げている。

「スシロー」はネタの良さが売りで、
“原価率50%”として話題になったこともある。

それくらいネタにこだわり、消費者に支持されてきた。

ところが、最近の「スシロー」には、
“違和感”“変な空気”を感じる。

以前ほどのワクワク感、満足感がないのである。

その理由がわからなかったので、答えを求め、
他の3社を観察してみた。

まずは「くら寿司」。
数年前はネタのレベルの低さが際立っていたが、
いまは良くなっている。

そこに、次々とユニークな仕掛けを作り、
“楽しいファミレス”化を図っている。

「すしやのシャリカレー」
「すしやのシャリカレーうどん」
「すしやのシャリカレーパン」「シャリコーラ」など、
若い層が喜びそうなメニューを繰り出し、
常に注目を集めている。

「はま寿司」は、ネタの種類が豊富である。
しかも、珍しいネタを投入してくる。

珍しさは、高い集客力となる。

しかも、平日は90円(税抜き)なので、足を運びやすい。

いま、次々と店舗数を拡大し、快進撃を続けている。

「かっぱ寿司」は、親会社が代わり、
未知数の部分も多い。

だが、経営ノウハウを蓄積している
「コロワイド」なので、恐い存在となるだろう。

何を仕掛けてくるのかが、楽しみでもある。

以上のように、3社の動向を読み解くと、
首位「スシロー」は安穏とはしていられない。

最近では、
「まるごと食べるメロンソーダ」や「すしドッグ」など、
話題づくりでは成功しているものの、
他社と比べて、インパクトはない。

ネタの良さはいまだ健在ではあるが、
他社より種類が少ない。

これは、リピーターにとっては残念なことである。
ネタに関して、冒険をしていないのである。

単価の高い「吟味ネタ」や
それ以上の価格のものに関しては、
あれこれ出してはくるが、
客は「スシロー」にそれを求めてはいない。

“108円で何ができるのか”が、
他社との競争ポイントなのである。

寿司屋にとって、
ネタの良さは最大のアピール力なのだが、
他社がネタで追いついてきているいま、
プラスαの何かが必要なのである。

残念ながら、いまの「スシロー」にはそれがない。

また、巨大化した故の問題も起きている。

店舗のオペレーションレベルが、かなり下がっている。

客の多い時間帯なのに、レーンに寿司が流れず、
パネルで注文しても待たされる。

エリアマネジャーの目が行き届いていないということ。
加えて、従業員の研修ができていないということ。

数店舗をまわって確認したので、
限定的なこととは言えない。

これで、客は離れていく。

下からの追い上げは激しい。
“王者”にあぐらをかいていては、
すぐに首位から陥落する。

その日は、もう近いのかもしれない。





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posted by 佐藤きよあき at 11:16| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月11日

“カッコいい職場”は、会社の業績を伸ばす!?


新潟にある刃物メーカーは、その技術の高さが認められ、
海外からも注目されている。

需要が多いため、海外にも営業拠点を置くほどである。

同社職人の技術が優れていることはもちろん、
企業としての成長戦略にその秘密が隠されている。

企業が成長するためには、何が必要なのか。

「商品力」や「営業力」を思い浮かべるかもしれないが、
それらを高めるのは誰なのかを考えなければならない。

すべては、「人」である。

働く人を成長させなければ、
企業としての成長も望めない。

刃物職人の世界は、いまだ3Kイメージである。

黙々と地味に仕事をこなす。

当然、若い人は入って来ず、
後継者不足で事業は終焉を迎える。

だが、このメーカーは違う。
3Kをまったく感じさせない。

オフィス、工場、製造マシン、
そして従業員のユニフォームが、“カッコいい”。

「黒」を基調にし、デザイン性に優れている。

工場とは想像できないくらい、洗練されている。

若い人なら、こんな会社に憧れを抱くだろう。
働くことが誇りに思える環境である。

見ためは重要。

お洒落でカッコいい職場は、やる気を生み出す。
やる気は成果に繋がり、会社の業績となる。
業績が伸びれば、給料が上がり、さらなるやる気となる。

「職人は見ためなど、どうでも良い」という、
古い思考回路は捨てなければならない。

見ためを変えるだけでも、会社の業績は伸びるのである。





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posted by 佐藤きよあき at 15:43| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月28日

イギリス人は、“EU離脱”で幸せになれるかも!?


イギリスのEU離脱によって、
世界経済への影響が懸念されている。

「リーマンショック級マーケットの混乱」とも。

なぜ、一国の離脱がここまで他国に影響を与えるのか。

答えは簡単。
“繋がっている”から。

EUとして、人とモノの流れが自由になっているため、
離脱によって流れが止まってしまうからである。

だが、EU以前はどうだったのか。

不便さを感じることなく、ひとつの国として、
立派に成り立っていたのではないのか。

現状から考えれば、経済面ではマイナスかもしれないが、
昔に戻るだけのことである。

いまさら無理だ、という意見もあるだろうが、
離脱がデメリットだけなのかどうかは、
現段階ではわからない。

俗っぽく言えば、
「やってみなければわからない」のである。

“繋がり”を断つことで、他国の影響を受けにくくなる、
という考え方もあるはずである。

成長の鈍化はあるだろうが、
低空飛行で安定させることは可能なのではないか。

高度成長だけが、“幸せのカタチ”ではない。

発展することが幸せだとは限らないのである。

「幸せの国・ブータン」を例に検証してみよう。

のどかで美しい自然の中、
決して裕福ではないが幸せに暮らし、
理想郷とも言われている。

“豊かさ”を測る指標、
国民総幸福量(Gross National Happiness)を唱え、
世界的に名を知らしめた。

労働者の9割が農民で、
国民の大半が自給自足に近い暮らしをしている。

人びとは民族衣装を身にまとい、伝統建築の家に住む。

だが、そんな理想郷にも近代化の波が。

外界との繋がりを持つようになり、
さまざまな問題が起きるようになった。

空き巣や強盗などの犯罪、
若者による薬物乱用が増えている。

また、建設分野においては、
インドから越境してきた労働者が、
国民の仕事を奪っているという。

他国との接触が増えると、
こうした問題が起きるのはわかりきったこと。

これまで知らなかった“刺激”を覚えてしまったのである。

恐らくブータンは、理想郷ではなくなる。

危険も多い、アジアの一国に落ちてしまうだろう。

他国との接触が少なかったゆえに、幸せだったのである。

発展することが、必ずしも良いとは限らない。

小さな国で、小さな幸せを見つけることも
人の生き方だと思うが、どうだろう。





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posted by 佐藤きよあき at 16:30| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする