2016年06月18日

“行列グルメ”が、最強の観光資源となる!?


人は、なぜ行列に並ぶのか。

その先にある“期待”を実感・体感したいからである。

それは、どんな“期待”なのだろうか。

ふた昔前なら、ゲームソフトやたまごっち。
ひと昔前なら、商業施設やハリーポッター。

では、いまの“期待”はどんなものなのか。

テレビやネットから聞こえてくるのは、
アイドルのコンサートや握手会。

世界遺産登録直後の観光地。

そして、もっとも騒がれるのは、“グルメ”である。

食のネタは視聴率が稼げるので、
どのテレビ局でも度々登場する。

ネットにおいても同じこと。
アクセス数が安定して稼げるのである。

それほど、人びとは食の情報に敏感なのである。

“行列”と聞くと、知らずにはおれぬ。

行列の先に、どんな美味しいものがあるのかを知りたい。
その味を体験したくなり、行列に並んでしまう。

驚くのは、遠くからでも、
わざわざ足を運ぶ人が多いことである。

“ついで”の訪問ではなく、
その店を目指してやって来るのである。

たったひとつの料理を食べるためだけに、である。

なぜ、そこまでするのか。

日本ブームでやって来る外国人客は別として、
日本人は“観光”に飽きているのかもしれない。

日本国内は、どこも同じような風景に見える。

従来の観光は、“見てまわる”ことが多かったが、
テレビやネットで映像を見ているため、
その場所に行っても感動が薄いのではないか。

それに比べ、グルメは見ているだけでは実感できない。
食べないことには、感想を言うこともできない。

加えて、いまの人びとは物欲がほとんどないため、
食べることがもっとも興味深く、
関心を持ち続けていられる。

食を追求することが、一番楽しい時間なのかもしれない。

なので、遠くまで出掛けて行って、行列に並ぶのである。

そして、現代人にもっとも大切なことは、
自身の体験をSNSにアップすることである。

そのためには、現地に行って行列に並び、
料理の写真を撮って、感想を書かなければならない。

こうした行為が、趣味のようになっている。

つまり、多くの日本国民がもっとも興味を抱き、
かつ行動的になれるものが、“グルメ”なのである。

全国各地で観光客誘致に苦慮しているが、
観光資源があまりないのなら、
“ご当地グルメ”を掘り起こすか、
新しいグルメを生み出せば良いのである。

取り組んでいる地域もあるが、
カチカチ頭の地元民だけでは、簡単なことではない。

新しい頭脳に協力を求めてみるのも良い。

突拍子もない発想をする人材。
たとえば、小学生に考えてもらっても良い。

高校生や大学生を活用している例もあるが、
その年齢ぐらいになると、
常識に囚われることがあるので、
あまり面白い発想は出てこない。

注意すべきは、アイデア倒れにならないよう、
味の追求も徹底しなければならないこと。

注目されやすいグルメは、
常識を少し超えたあたりに存在する。

弾け過ぎず、大人しくなり過ぎず。

重要なのは、本気でやること。
中途半端な取り組みが実に多い。





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posted by 佐藤きよあき at 10:48| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月11日

飲酒運転がなくならないのは、警察が甘いから!?


飲酒運転による悲惨な交通事故。
いや、事件と言った方が良い。

人を殺してしまうほどの重罪が、
いまだになくならないのはなぜか。

人の人生を奪うばかりか、
自分自身の人生をも、暗く、悲しいものにしてしまう。

酒を飲んだら、車を運転しない。
非常に簡単で、単純なことである。

なぜ、それができないのか。

「バカだから……」
と言ってしまえば、それまで。

だが、それで済ますわけにはいかない。
人の命を奪っているのである。

まわりの人は、なぜ止めないのか。

飲み屋は、なぜ酒を提供するのか。
人殺しの共犯となることを理解しているのか。

襟を正す飲み屋は、車での来店には酒を提供せず、
あるいは代行運転を手配している。

面倒な上、客足が遠のくかもしれない。
だが、人の命には変えられないことを理解している。

そして、危険な運転者をもっとも甘く見ているのは、
意外かもしれないが、警察である。

検問をしたり、飲み屋を巡回して啓発したりはしている。

だが、それ以上“積極的”に行動してはいない。

もっとやれることはある。
というより、やらなければならないことがある。

飲み屋の前で待機し、出てきた客が車に乗ろうとしたら、
やめさせることである。

飲み屋の客だけが飲酒運転をするわけではないが、
もっとも多い事例である。

飲み屋の前で制止する。
これがもっとも効果的な、飲酒運転の撲滅方法である。

度々やっていれば、車で飲みに行く人は減るはずである。

飲み屋への営業妨害ではないかと、
的外れなことを言う人もいるかもしれないが、
飲酒運転の共犯者であることを忘れてはならない。

また、飲み屋には、どう考えても、
車でしか行けない場所にある場合が結構ある。

特にこんな店は早急に取り締まる必要がある。

来店=飲酒運転の確率は非常に高い。
なのに、放置されている。

では、なぜ警察はそこまでしないのか。

夜の人員が少ないから。
一般企業のように、昼間中心に活動しているから。

特に地方の警察はそうである。

そして、「営業妨害をするのは可哀想」だから。
これは、あくまで私の推測だが。

地元の警察なら、どこに飲み屋があって、
車でしか行けない場所であることもわかっている。

なのに取り締まりをしないのは、不可解なことである。

人が少ないことを言い訳にしているか、
飲み屋への温情としか思えない。

これは、人の命を軽く見ている、
と言われても仕方のないことである。

本気で飲酒運転をなくしたいのなら、
夜の飲み屋をまわるべきである。

待ち伏せして、飲酒運転を取り締まるのではなく、
飲み屋の帰りに車を運転させないようにすることが、
重要なのではないか。

ぜひとも積極的に動いて欲しい。
すぐに動いて欲しい。

次の瞬間にも、
人の命が奪われてしまうかもしれないのだから。





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posted by 佐藤きよあき at 11:04| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月04日

地方の人は、1時間半掛けて「コンビニ」に行く!?


都市部では、あって当たり前なコンビニ。

昼食には弁当やおにぎりを買い、
休憩ではコーヒーやドーナツを。

寒い夜には、おでんや中華まんを買って帰る。

朝から晩まで、1日に何度も足を運ぶ、
非常に便利な場所である。

私も都会暮らしの頃には、
駅から自宅までの7〜8分の間に、
4、5軒のコンビニがあり、
買うものや気分で使い分けていた。

コンビニの品揃えは面白く、購買意欲を掻き立てる。

ホットスナックやスイーツなどは、次々と新商品を出し、
買うつもりはなくても、つい手を出してしまう。

大袈裟な言い方かもしれないが、
生活の一部となってしまっていた。

利用しないことなど、考えられないのである。

だが、私は田舎に移住した。
もちろん、コンビニなど存在しない。

普通の小さなスーパーでさえ、車で30分は掛かる。

コンビニがないことで、困ることはない。
慣れれば、どうということもない。

憧れて田舎暮らしを選んだのだから、
それくらいは気にならない。

ところが、テレビからは
コンビニのコマーシャルが流れてくる。

次々に魅力的な商品が誕生し、
「ほら、美味しそうでしょ!」と誘ってくる。

田舎暮らしの身には、刺激的である。
「たまには食べたいなぁ〜」となる。

私は移住組なので、刺激への耐性はある。

だが、ずっと田舎で生きてきた人たちには、
有り余る魅力が、悩ましいほどであろう。

行ってみたいという欲求は、大きな憧れとなる。

すると、彼らは欲求を満たすための行動に出る。

もっとも近いコンビニを探し、
車で行ってしまうのである。

「1時間半掛けて、セブンイレブンに行く」
という話を聞いたことがある。

高速道路を使って行く人もいる。
たかがコンビニに、である。

私はそれをバカバカしいとは思えない。

車で2時間掛けて、
「ミニストップ」に行ったことがある。

ソフトクリームを食べてみたいと思ったからである。

田舎の人にとってコンビニは、
それほど魅力ある存在なのである。

ある意味、遊園地に行くのと同等の
“レジャー”だと言っても良い。

家族みんなで行くのである。

都会の人には想像もできないことだろうが…。

“たかがコンビニ”に憧れを抱くのは、
見方によっては幸せなことなのかもしれない。




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posted by 佐藤きよあき at 16:24| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月24日

醤油の種類が、「はま寿司」を急成長させた!?


「はま寿司」の成長が著しい。

この調子を維持すれば、
業界トップに立つ日がやって来るかもしれない。

なぜ、ここまで急成長したのか。

経営母体である「ゼンショーホールディンクス」の
巧みな戦略が功を奏している。

さまざまな業態で蓄積してきた、
市場分析力、商品開発力に加え、
多店舗展開のノウハウを有していることは大きい。

「すき家」「なか卯」「ココス」
「ビッグボーイ」「ジョリーパスタ」など、
多種多様なブランドを展開している。

こうした強靭な経営力が、
「はま寿司」を急成長させているのだが、
店舗運営の細部においても、巧みな戦術を披露している。

「はま寿司」は、定番の寿司の種類が多い上、
何種類かの醤油を用意して、
客の多様な志向に応えようとしている。

「スシロー」「くら寿司」「かっぱ寿司」などでは、
醤油1種類と「甘ダレ」を置いている程度だが、
「はま寿司」は、醤油4種類と
「ポン酢」「甘ダレ」を用意している。

醤油は、「特製だし醤油」「北海道日高昆布醤油」
「九州甘口さしみ醤油」、そして地域によって、
「濃口醤油(東エリア)」と「甘口醤油(西エリア)」の
どちらかを揃えている。

これが、何を意味するのか。

好みの醤油が選べる、という単純な話ではない。

ネタによって替えることができるだけではなく、
寿司としての味そのものを変えてしまうのである。

同じネタでも、
醤油を替えるだけで、まったく違う味となる。

考えれば当然の話だが、醤油が違うだけで、
「美味しい」「マズい」が分かれてしまうのである。

昔聞いた、寿司屋の大将の言葉を思い出した。

「寿司屋に客が来なくなったら、醤油を替えれば良い」。

ネタの違いは素人にはわかりづらいが、
醤油の違いは誰でもわかり、
客の好みを左右するということである。

醤油は寿司にとって、
それだけ重要な役割を果たすのである。

もし、1種類しかなく、口に合わなければ、
ネタがどれだけ良くでも、二度と行かないのである。

「はま寿司」の醤油は、「ポン酢」を入れて5種類。

単純に考えると、客の好みに合う確率は5倍。
混ぜて使えば、さらに数倍。

「はま寿司」の味を好きだと思う人が増えるのは、
当然のことなのである。

なぜ、他の店がやらないのかが不思議なくらいである。

   




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posted by 佐藤きよあき at 09:42| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月17日

なぜ、吉野家は「アタマの大盛」をメニューに加えたのか?


永遠に続くがごとく、熾烈な戦いを続けている牛丼業界。

トップを走る「すき家」に対し、
先駆者「吉野家」も負けてはいない。

メニューが多く、
ランチ需要や家族連れを取り込んだ「すき家」は強い。

だが、「吉野家」には“マニア”がついている。

「牛丼=吉野家」で、
他店では絶対に食べないという人も多い。

“マニア”が「吉野家」の強みなのだが、
その絶対数は業界トップに返り咲くほどではない。

マニア以外をもっと取り込む必要がある。

そこで、女性ウケを狙った野菜メニューを開発したり、
290円の朝食メニューを用意したり。

最近では、豚丼も復活させた。

これにより、業績は回復傾向にある。

だが私は、「吉野家」のメニューを見ていて、
まったく別の業績回復策を見つけた。

牛丼の「アタマの大盛」が、追加されていたのである。

「アタマの大盛」とは、ご飯の量は“並”と同じで、
肉が“大盛り”と同じになっている。

このメニューは、本来、裏技・裏メニューであり、
マニアがよく注文するものである。

この裏技を知っている人でも、マニアでなければ、
注文しづらいメニューである。

マニアと見られることへの抵抗感や恥ずかしさがある。

それがメニューに加わったということは、
マニアではない潜在需要を見抜いたのかもしれない。

興味はあるが注文できなかった、
マニア寄りの客を取り込もうとしたのではないか。

メニューに載っていれば注文しやすく、客単価もあがる。

……と、私は読んでいるのだが、「吉野家」がすべてを
計算づくでやっているのかどうかはわからない。

だが、ここに
業績回復の大きなヒントがあるのではないか。

裏技・裏メニューを少しずつ表に出すのである。

牛丼のご飯を少なめにした「軽いの」。
つゆの量を調節した
「つゆだく」「つゆだくだく」「つゆぬき」。
ねぎの量を変える「ねぎだく」「ねぎぬき」。
赤身が多めの肉を使う「赤多め」や
脂のない肉にする「とろぬき」。

これらの中から、需要が見込めそうなものを
“小出し“にするのである。

すべてを出してはならない。
マニアの領域を荒らしては、マニアが離れてしまう。

ごく普通の客が馴染みやすいものだけを出すのである。

マニアには憧れるが、マニアにはなれない客層は多い。

そんな客層を呼び込めば、
他店とは異質な独自の販売戦略となり、
大きな差別化が図れるのではないか。

   




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posted by 佐藤きよあき at 14:10| Comment(0) | TrackBack(0) | マーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする